地方移住したFIRE生活

住んでみてわかった糸島の良いところ

カテゴリー:

By

/

10〜15分

リード

糸島に住んでいると、青々とした背振山地の山並みの中にそびえ立つ異常に高い鉄塔のようなものが視界に入ります。これは羽金山の電波塔でして、糸島市と佐賀市の境界にある標高900mの羽金山の山頂に設置された地上高200mのアンテナでして、日本の標準時間のデータを送信する「標準周波数局」という設備で、日本国内の標準周波数局は

福島県の大鷹鳥谷山とここ羽金山のわずか2か所のみとなります。

もし手持ちの電波時計の受信状態がどうもいまいちだと感じられるときは、糸島の羽金山は目指すべき場所としてこの上なくふさわしい目的地と言えますが、自分は糸島に引越すまで、羽金山の電波塔の存在を知る由もありませんでした。

ということで、そんな羽金山の存在のように、自分が糸島に実際住み始めてみて知るに至った糸島の特色や長所などについて、いくつか紹介していきたいと思います。

自分が糸島に移り住んで まず気づいた糸島の良いところの一番目は、治安が良い ということです。糸島市の犯罪発生率は、福岡県平均を下回るらしく、ましては自分が以前住んでいた東京都内に比べれば、格段に治安の良さを実感できます。かつて都内のマンションに住んでいた時は、不審者がオートロックをかいくぐって女性の部屋に侵入した事件が発生し、警察の捜査が入ったことも複数回ありましたし、自分としてもふだんから防犯に気を使ったり、ややこしいことに巻き込まれたりしないよう注意したりしながら、一定の緊張感をもって暮らしていたような気がします。

ところが糸島に移り住んでからは、そういう人間社会に潜む得体の知れない悪意のようなものに対し、常にガードを固めるような警戒感から解放され、わりと心安らかに暮らすことができています。もちろん犯罪件数がまったくゼロという訳ではないでしょうし、一応戸締りはしっかり気を付けていますが、闇バイトだの 不法移民の犯罪行為だの世の中殺伐としたニュースがとびかう中、幸いこの地ではそのような事象に触れることは今のところはありません

単に人口密度が低い地方部だから、という理由だけではなく、糸島の土地柄にもある程度起因しているのかもしれません。なかなか言語化して説明するのは難しいですが、糸島という土地には、いわくいいがたい「抜け感」のような開放的空気が感じられ、田舎独特の閉塞感のようなものは薄いように思われます。バイタリティを歪んだベクトルに鬱積させて やさぐれてしまったような、半グレまがいの田舎ヤンキーのような若者集団をイオンの駐車場で見かけるようなこともありません。たまに爆音マフラーで疾走するバイク集団を目撃しますが、だいたいは佐賀ナンバーだったりします。

それから、糸島に住んで約3年になりますが、驚くべきことに、これまで地震をまったく経験していない点も東京から移り住んだ身としては特筆に値するポイントかなと思っています。東京はほんとに地震が頻繁に起こるので、家具の配置や花瓶などの置き場所も常に地震を意識して考えていましたが、今の糸島の暮らしにおいて、家財道具の室内配置上考慮すべき対象は、もっぱら飼い猫による破壊行動対策にしぼられます。

糸島の生活環境として、自然の豊かさと福岡市に隣接する利便性の両立については移住前から認識していましたが、実際に住んでみると、地域環境の豊かさが、より具体的に実感できます。たとえば、糸島といえば漁港に立ち並ぶ「牡蠣小屋」が有名ですが、シーズンになると、岐志、船越、加布里、福吉など市内至るところで新鮮な焼き牡蠣を楽しめるというなんとも贅沢なグルメ環境を満喫できますし、炭火BBQのスタイルは、海外からの訪問客も含め理屈抜きで万人の気分をアゲアゲにする不思議な効果があるように思います。おそらく太古の昔、焚火を取り囲んで食事をした原始の記憶に由来するのではあるまいかと思ったりします

尚、娯楽という観点からいうと、市内に多くのゴルフ場があるという点も見逃せません。海辺の芥屋、志摩、二丈をはじめ雷山、伊都、クイーンズヒル、と多彩なコースが揃っています。現在自分は無職の身なので、ゴルフというハイソな趣味からはほぼ身を引きましたが、基本的に一年中プレイ可能な気候ですし、引退後はゴルフ三昧の日々をおくりたい、なんていう夢を持つ人にはピッタリの環境かと思います

さて、トレッキングなどで、山深い自然の中に入り込んでいくと、野生のイノシシやタヌキなどの動物に出くわすことは珍しくありませんが、九州にはクマがいない、という点は 無視できぬ安心材料ではないかと思います。たしかにイノシシに出くわしても十分ビビリますが、さすがにクマとはくらべものにならないと思いますし、自分はかつて北海道の知床で野生のヒグマを遠くから目撃してビビリちらしたことがありましたが、たとえ一回り小さいツキノワグマであったとしてもそんなのに山道で遭遇すれば、恐怖体験以外の何ものでもありません。幸い、と言ってよいかどうかわかりませんが、九州では野生のクマは絶滅したといわれて久しいので、この地に住む限りクマの被害を心配する必要はありません。おそらく山道歩きで一番気を付けるべきはマムシとスズメバチ対策ではないかと思いますが、まぁ、これはこれで厄介な問題ではあります

それにしても、どうでもいい話ですが、ジブリ映画の「もののけ姫」には巨大なイノシシや山犬や猿などが出てきますが、巨大なクマはなぜか登場しません。たしか漁師がクマの毛皮を身に着けていたシーンがあったので、物語設定上クマの生息は確認できるわけですが

もし巨大グマのタタリガ。ミなんていうのがいたら、まちがいなく完全無双状態になるのでないかと思います

コメントを残す